~65歳からの挑戦(74)~  2013.12.28

「編集後記」

帰国してから辛いことが重なりました。
二人の親友が相次いで亡くなりました。
一人はこの便風にも度々登場した人で、
いつも私の指針になってくれました。

亡くなってから大分経つ今も「彼女に話したい」
と無性に思い、現実に返って
寂しさで胸が潰れる思いです。
私のイギリス紀行文の仕上がりを
楽しみにしてくれていましたが、
完成を見ることなく逝ってしまいました。

もう一人は、爽風のお茶が大好きで
いつも沢山買って下さり、
爽風でひとしきりお話しして
~ほとんど私が話していましたが~
自分の事より周りの人達を気遣ってくれた優しい人でした。

実家の母も寝たきりになり、
介護の新幹線の移動が続きました。
福島にも行って来て、
まだまだ見守っていかなければならない現実を知りました。

イギリスへ留学したいとあんなに望んだことが
実現して一つ軽くなった気がします。
夢のように楽しかった充実した日々を
今も時々思い出します。
そして又いつか行きたいと思っています。

長い間お読みくださいましてありがとうございました。





                     淳子記

 


便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)