〜65歳からの挑戦(67)〜  2013.11.09

「ロンドン同窓会」―6月30日(土)―

今日は大学のロンドン支部会がある。
支部長の申さんが私の滞在中に合わせてくれた。

GreenGerdenで1時に待ち合わせ。
全部で6人で片桐さん宅へ。
ものすごいお家だ。
しかもこの中心部で。
いくつ部屋があるかわからない程広くて素敵なおうち。
家具も素敵。ゴルフでの優勝カップがすごい。
映画のワンシ−ンのようで圧倒された。

いきなり皆の本音トークでさすがロンドンって思った。

皆一品ずつ持ち寄り、片桐さんはスープからメインディシュからデザートまで作ってくれた。
皆も話に積極的に加わり、楽しい雰囲気ではあった。





寮に帰ってからしばらくして、何かくすぶるものがある。
そしてわかった。
今私は今すごいことをしているという実感があるが、彼女たちはその何倍も何倍も色々な経験をしているはずだ。
「イギリス人は皆親切だ」と思って言う私は、ほんの表面だけしかみていないのだろう。
観光客としてしばらく楽しんで帰っていく私はやはり「よそ者」だったのかもしれない。

このロンドンでこんな立派な家に住んでいる彼女でさえ、いや、彼女だから沢山泣いて沢山笑ったに違いない。
他の人達だって同じだ。

相手の立場になるというのは本当に大変なことだと痛感した一日だった。


つづく・・・




                     淳子記

 


便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)