〜65歳からの挑戦(51)〜  2013.10.20

「ダ−ラム」―6月17日(日)4時―7時起床―

今日は父の日。義父に電話。
義母が出て、2人とも元気そうで安心した。



ゆっくり歩いて公園に行くと若い女性が2人が向こうから来たので1人に写真を撮ってもらう。インドネシアからだという。
日本から来たというと一緒の彼女は日本人と言う。
茨城出身で福岡大学で1年休んで来ているとか。
なかなか話せなくて落ち込んでいるという。
久しぶりに日本語を話した。
「私の母ぐらい(55歳)と思った」と言われ複雑。
公園で別れてこれを書いている。

9時45分の鐘が鳴っている。
CITY WALLを歩く。街を守っていた城壁だ。
小さな街だけれど万里の長城のような形で長い間この城壁は守っていたのだな。
今は街を見下ろす観光スポットになっている。




12時8分の電車に乗りダ−ラムに向かう。
前の席にアーミッシュのような格好の人がいる。
だんだんスコットランドに近づいているんだとわかる。

住所がわからないのでタクシーに乗る。
女のドライバーで愛想がない。
「近い?」と聞くと「ちょっとある」と言う。
確かに坂がある街だ。
早く着きすぎて(1時30分頃)まだ掃除中だったので、荷物を置いて地図を貰い歩きだす。
京都の清水寺へ続く商店街を思い出した。
ゆっくり歩きながらcathedoralに着く。
中はみな同じようなのだが今日はミサが始まるらしく雰囲気が違う。
ものものしく歩いてくる集団。
3時半からというので後ろの方に座る。
前に日本人らしき夫婦。
なんか感じが良い2人だ。
こんなところにここに日本人観光客がいるの?
双眼鏡でステンドグラスなどを見ている。

1時間の式が終わり、2人の後を追い声をかける。
やはり日本からで、仙台からだそうだ。
別れがたく3人で夕食をということになり、2人の泊っているホテルの1階で食事。
2人はおいしそうにビールを飲んでいる。
私は水を頼む。
ピザとパスタ(サラダ風)、フィッシュ&チップを3人で分ける。
久しぶりにゆっくりした食事だ。会話もとても楽しかった。
住所を交換して又会うことを約束した。



息子さんがシュールズベリーの大学に留学して会いに来た。
10日位だけど、今までは仕事で休めなかったけど、去年の震災で考えが変わって、思い切って2人で来たとか。
ここにも人生観の変わった人達がいた。

同級生夫婦で49歳の奥さんと50歳の旦那さん。
ハームスの城壁は私が行きたかったけど行けなかった所だが昨日行ったそうだ。
もののすごく歩いて疲れたと聞いて、私は無理だったと思う。

明日はYorkに行き、ロンドンに行って帰るそうだ。
8時過ぎに別れて途中まで送ってもらい、1人でホテルに帰る。
佳い出会いがあった。



つづく・・・

帰国後東北に行った時、仙台でこの奥様と又感動の再会をしました。





                     淳子記

 


便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)