〜65歳からの挑戦(46)〜  2013.9.13

「ビ−トルズミュ−ジアム」―6月12日(火)晴れ―


5時起床。
陶器の町、スト−ク−オン−トレントの最後の朝。
丁度陽が昇り始めた。
今日はリバプールへ。

宿の主人はイラク人だった。
7マイル離れたところに奥さんと2人の娘(12歳、7歳)がいる。
お別れに写真を撮った。

コ−チは12時13分やっと出発。
乗ろうとするとスタッフが私の番号が無いという。
「ここで買った。お金は払った」と言うとしぶしぶ
「OK」だって。
腹が立ったので、下りてから、
「ちゃんと確認して」言うと
「貴女はちゃんとここにいる。スマイル!」と言うので笑ってしまった。
これがEnglish humoreか…

ホテルは簡単に見つかり、今までで一番良い。
昼食は昨日の野菜とハムと
お寿司(何日も冷蔵庫に入っていたような)、
紅茶でお昼を食べて外に出る。
まずはビートルズでしょ!
リバプールの街は分かり易い。
海のそばにあり、
ビートルズのストリーとなっていておもしろかった。
やはり彼等は時代が生んだ天才なのだ。


周囲に50才代の日本人らしきサラリーマン5人位。
こちらを見ているが、
私も必死で話すどころではない。
ゆっくり見ていたら、2時間もかかった。
ビ−トルズのすごさは本物だという事だ。

荷物を預けていたのに、係のもう人がいなくて
ショップのレジの若い女の子に頼むがなかなか荷物が戻らない。
やっと戻った時はホッとした。

ショッピングセンターを通って帰るつもりが、
道を一本間違えてチャイナタウンの方へ出る。
途中「sapporo」がある。ガイドブックにあった店だ。
明日来よう。
リバプールの街は道を間違えても楽しい。
分かりやすくて迷った感じが無い。
つづく・・・

この国を旅していて思い出すことがある。

和音君が大学生の時、
一か月ぐらいバックパッカ−で一人旅をして、
アフリカ大陸からドイツに向かったことがある。
帰国後、爽風に来てくれて会ったが、
その時の彼の携帯のアドレスがドイツ語で「駅」だった。
何故「駅」なのかわからなかったが、
イギリスに来て駅についたとたん、

その広い異空間の中何か気持ちがワクワクする。
本当に鉄道駅は独特の雰囲気だ。
孤独感を味わっている私にとって
駅は全ての始まりだ。



つづく・・・

                     淳子記

 


便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)