〜65歳からの挑戦(27)〜  2013.6.8

「最後の授業」―2012.5.25(金)晴れ

5時起床。
今日は私の最後の授業だ。
本来はパソコン授業の日だが
自分の国の紹介をすることになった。
スペイン、ドイツ、中国、トルコ、韓国、スイス・・・
若い学生がパソコンや資料を駆使して一生懸命
発表している。
みんなのプレゼンを聞きながら胸が詰まった。

私は日本の3種類のお茶を飲んでもらい
お茶の事、茶器などを紹介した。
皆匂いを嗅いだり、さわったり興味シンシンだ。



イギリスに来て勉強することが若い時からの
夢だったこと、ここでみんなと一緒に勉強できて
とても充実した学校生活だったこと、等を話して
折り紙に「夢 」と書いて、鶴を折って渡した。

以前授業中に自分年表を書くことがあって、私は
結婚した年から書いていたら、
ドイツ人の若い子に「生まれた年は?」と
聞かれて「体重と年齢は秘密・・」と言って
笑いが起きたことがあった。

「お礼に私の秘密を教えます。 I’m 65 years old 」
と言うと拍手と大歓声がおこった。

その後エミリ-先生から嬉しいコメントが届いた。
「今までで一番年上が31歳だった、
貴女の長い間の夢がかなっておめでとう。
私もあなたの夢の一役を担えて誇りに思います」 と。

つづく・・・



つづく・・・

                     淳子記

 


便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)