〜65歳からの挑戦(15)〜  2012.12.24


「初登校 」―2012.5.14―


4時起床.。
早く目が覚めたので荷物を整理して、
葉書き3枚と母へ誕生日カードを書く。
7時半の朝食に下に降りる。
マリアに道中の道を詳しく説明を受けながら
一人で帰れるようにバスの乗り替え方をメモしながら
イギリスで初めてのバスに乗る。
学校には30分位で着く。
沢山の新入生が集まってクラス分けテストを受ける。

(1)1〜20番までは完璧(中学レベル)
20〜40番は(高校レベルでまあまあ)
40〜60番は書けないところがあった。
(2)裏には、自分の町と家族についてのこと、
その他、趣味について書けというので、
思いつくままたくさん書いた。
面接官は感じのよい先生でニュージーランド人とのこと。

私が来たきっかけをいろいろ聞かれ、
とても興味深い理由だと言われた。

次の説明まで待っている間に、
イタリア人の女性に「寒いですね」と声をかけられた。
話すのがお互いにあまり噛みあわず頑張って話す。
彼女はバレンチノと言う名前の若い明るい女性だ。
「ホ−ムステイはどうか」とか「この学校をどう思うか」と聞いてくる。
きっと彼女は両方に満足していないのだろう。
11時になって部屋に行くと、ゾロゾロみんな遅れて入ってくる。
私は中級の上クラス。バレンチノは1つ下のクラス。
文法よりも話せるようになりたい。
明日、私も下のクラスにして貰うように頼んでみよう。

明日の9時から授業ということになり、今日はこれでおしまい。
バレンチノは、シシリ−出身で今はミラノで働いているという。
とても人懐っこい。


途中、バレンティナと2人でお茶して
―うん、どこもティーバックだ!―
郵便局に寄って、切手を買う。バス停まで送ってくれて別れた。


家に4時頃到着、6時半まで休む。
今日はロドとフンとアンナとジェニーと5人で初めて食事。
ジェニーはロドがいるからいつもより若々しい。ロドに色々と質問をされ、原発のことも初めて聞かれた。予習したお蔭で説明できた。アンナは友人と外に出かけるという。若者は元気である。




つづく・・・

                     淳子記

 


便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)