〜65歳からの挑戦(14)〜  2012.12.24


「携帯電話 」―2012.5.12―

ショッピングセンターで下車する。
今朝マリアが連れて来てくれた安売りの店で買物して、バス停へ。
携帯電話のことを思い出し、一度乗っていたバスから飛び降りる。
良かったぁ、まだ発車しなくて。
又、又、たくさんの人に聞いて、ここならという店に行くが、「分からない」と言われる。
横を見ると探していたボーダホーンの店があるではないか。
嬉しくって店に飛び込んだ。
店員の若い女性に「充電はしたのに、電源がこない」と言うと、やり方を教えてくれた。

この携帯電話を持たせてくれたのは実世子さんだ。
日本を出発前は「この携帯電話を持って行って」という彼女の勧めにも
あまり乗り気にはなれずしぶしぶ持ってきたのだけれど
やはり掛けられるようにしておきたい。
番号を言って「かけてみて」と言うと、チップが古くてダメだと言うので、
f5で買う。
でも何だか信じられなくて「これは買うから古いので試しにかけてみて」というと
少し嫌な顔をしながら、かけてくれたがやはり繋がらなかった。
「I’m sorry」と言うと笑って色々やり方を教えてくれた。
電話の向こうで嬉しい懐かしい声が聞こえ、
折り返しすぐ実世子さんがかけ直してくれた。
店の女の子にお礼に着物で作った袋をあげると
喜んで「I like Japan」「アリガトウ」と日本語で言われた。
出発前に実世子さんが携帯電話を貸してくれると言った時、断ってごめんなさい。
これが無かったら大変なことだった。

帰宅すると丁度ホストファミリーは孫娘の歌の発表会に娘夫婦とロドとジニーと4人で出掛ける所だった。
平生ロドは家にいないが、何故かは知らない。
夕食が準備されていて、1人でペンネのシーチキン入りを食べて寝る。
19時!!


つづく・・・

                     淳子記



便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)