〜65歳からの挑戦(11)〜  2012.12.13


「イギリス到着 」―2012.5.11―



ヒスロ-空港に着きゲ−トを抜けるとイギリス人のドライバーさん達が沢山、学校の名前を書いた紙を持って迎えに来ている。
私の行く予定の学校の名前を持ったドライバ−さんはすぐ見つかった。年配の紳士だ。
売店で、水を買って、チップ用にコインをくずす。
「道路の混み具合で2時間くらいかかる」というので少し寝よう。
日本時間ならもう夜中の1時に近い。
飛行機は12時間のフライトで、疲れて気分が悪かったけど、飛行機から降りたらもう元気になっている。
飛行機の窓からみた時も、上からみるイギリスは美しくかわいい風景が続いていたが、タクシーの車の窓から走る景色を見ていたら、楽しくて眠れない。
「大丈夫ですか?」「キャンディーはいかが?」と気遣ってくれるドライバーさんと色々話しているうちにウトウトしたらしい。

[イーストボーンでのホームステイ]

「ここがイーストボーンのタウンです。」という声で目が覚める。
「なんと、かわいい。」絵本に出てくる家並みが並んでいる。
ホストマザーのジィーネットさんに会う。
ホストファーザーのロドは今日はいないとか。
彼女は明るいオープンな印象。
ちょっと太って、上品。家もイギリス調の家具だ。

鍵付きのレトロな広い個室が私の部屋だ。
コロンビアからの若い女性のアナ・ マリアと韓国からの若い男性のフンの二人がここでのホームメイト。

私たちが使う共有の場所を案内してもらう。
素敵な家だ。趣味の良い行き届いた調度品。
本物のイギリス家具なのだから。

お風呂は、朝7時から夕方までいつでもOK。
土日は夕食6:30、朝食8:30で平日は1時間早いとか。
いろいろ説明を受けるが、一回では覚えられない。

下に降りて紅茶を頂く。
初めての英国でのおいしいお茶を飲みながら、あれこれ話すも返事がうまくいかず、噛みあわない。
こんな時は、自分のことを話すようにして自分が出来ない分、相手に理解して貰おう。

晩御飯に降りてこなくても良いかと聞くと、「ゆっくり寝て。」と言われたので、一人で先に寝る。
生れて初めて睡眠導入剤を飲んで寝る。

4時にすっきり目が覚めたので、荷物の整理とこのノートを書く。
充電するものは3つある。
携帯だけうまくいかない。あとで朝食の時に皆に聞いてみよう。

6時半までゴソゴソ片付けたり、顔を洗ったり。

こうしてベットの上で窓から見える景色は、
イギリスの田舎町。

「ああ、何だかまだ信じられない。夢のようだ。」


〜ホームステイ宅の部屋の窓から〜

つづく・・・

                     淳子記



便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)