〜今年を振り返って。そして、よいお年を〜 2010.12.23 |
早いもので、2010年も終わりを告げようとしています。 爽風もお歳暮シーズンの慌ただしさが一段落し、 来年の「ゆとりの場」の企画などを、ワクワクしながら考えています。 爽風でお手伝いさせて頂くようになってから、一年が経ちました。 様々な出会いや、素晴らしい体験を沢山させて頂いた、心豊かな一年でした。 ☆記録映画「風のかたち」との出会い 子ども達の病を得ながらも、強く、そしてどこまでも優しい心。 細谷先生の「子どもは死んではいけない人たち」の言葉。 ☆外国からのお客様をお迎えして 旅の途中、広島での一日をわざわざ爽風で過ごして下さった方々。 心を込めておもてなしする事の大切さと、 喜んで下さる笑顔のありがたさ。 ☆映画「星の国から孫ふたり」との出会い 「療育とは難しい事をするのではなく、無条件に可愛がる、 愛すること」を心に留めて。 ☆絵本「わたしのヒロシマ」(森本順子)との出会い 旧日本銀行で行われた、森本順子さんによる、病をおしての ライブ・ペインティング。 魂を込めて描かれた絵は、8月6日あの日の一瞬の静寂と、 苦しみと恐怖の叫びが届いた空間。 ☆「第22回広島市民平和の集い」との出会い 子ども達に、平和について考える時間を持って欲しかった事と、 当日加藤貴光さんという青年が母親に贈った手紙に、 奥野勝利さんが曲を付けて演奏される歌を 聴いてもらいたい一心で、娘の通う学校にチラシを持参し 配布のお願いにあがるという、私としては 思い切った行動に出た、思い出深い集い。 ☆ゆとりの場「健やかに生きる」との出会い 沢山の方と同じ時間を共有できることの楽しさ。 終了後の皆様の喜んで下さった、笑顔の嬉しさ。 ☆左手のピアニスト智内威雄さんとの出会い 「ないものに目を向けるのではなく、あるもので、 できる事をする」 智内さんの一言一言に勇気づけられて。 振り返ってみると、爽風に来ていなければ出会えなかったことばかりです。 大きな苦しみを乗り越えてこられた方や、悲しみを胸に秘めながらも、意義ある活動をされている方々の凛とした姿と、爽やかな笑顔に大きな力を与えられました。 自分一人の心の中には、抱え込めない悩みを持ってやって来た私に、 「明けない夜はないのよ。必ず朝はやってくるのよ。」と暖かく見守ってくれる店主が与えてくれた出会いです。 爽風は不思議な場所です。 きっと素敵な出会いにめぐり会えると思います。 そしてそれが次へ、また次へと繋がって行くのです。 是非一度足をお運びください。 たまには、コーヒーではなく、日本茶と和菓子で、ゆったりとしたひと時をお過ごし下さい。 皆様のこの一年が素晴らしいものであったと想いながら、来年も素晴らしい年であるよう祈りつつ、 今年一年頂いた皆様からのご厚意に感謝の気持ちを「ありがとう」の一言に込めて… 2010年も爽風をお引立て頂きありがとうございました。 来年もどうぞ宜しくお願い致します。 E 記 Eさんが来てくれるようになって爽風も明るくなり便風も若返りました。 上記を読んだら私も嬉しくて、我田引水のようですが、載せてもらいました。 本年も有難うございました。 皆様のおかげで今年も無事に暮れていきます。 どうぞよいお年をお迎え下さい。 淳子記 |
便風とは |
「びんぷう」と読みます。 意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。 大辞林(国語辞典) |