〜星の国から孫ふたり〜  2010.7.26
素敵な映画に出会いました。
「星の国から孫ふたり〜「自閉症」児の贈りもの〜」という映画です。
原作者門野晴子さんと、自閉症である2人のお孫さんとの交流を描いた
「星の国から孫ふたり」、「ギフティッド・チャイルド」という本を元に映画化されました。
この門野さんのお孫さんとの大変な日々の中で「もう星の国から来た王子様、お姫様と発想を変えるしかない!」と、
大きな心で受け入れ、優しい眼差しを注ぐ人柄に教えられる事が沢山あります。
そして、ご両親の葛藤、悩みながらも少しずつ強くなっていく様子や、
子どもへの深い愛情には、気づかされる事が沢山あります。
監督の槙坪さん(ご自身も多くの病をかかえ障害者の身)が、
単なる可哀相な障害者の映画にするのではなく、
「自閉症」への理解を深めてもらえるよう、説明的な部分を用いながらも、自分の障害を伝えるのが難しい子がいる事、子育てに悩み苦しむ親がいる事を、時に笑いを、時に涙を交えながら、愛溢れる作品に作り上げておられます。
劇中の「療育とは難しい事をするのではなく、無条件に可愛がる、愛することなんです。
これなら誰にでもできますね」というセリフに心を打たれました。
大人ひとり一人が、この言葉を胸に子どもたちに接すれば、障害の有る無しに関わらず、
子どもたちの世界が、素晴らしいものになると感じました。
                       E 記




便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)