〜「風のかたち」〜  2010.2.18
皆様にお勧めしたい映画に出会いました。「風のかたち」という映画です。
ご存じの方もいらっしゃるかも。
自主上映されています。機会を作って是非ご覧ください。
     淳子記

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     「風のかたち」

 この映画は、小児がんと闘う子ども達を10年間見つめ続けた記録です。
 こう書くと、深刻ですが、むしろ希望を感じる映画です。
 子ども達を見守る、細谷亮太医師の「子どもは死んじゃいけない人たち」という言葉に、 小学生の子どもを持つ母親としても共感し、ますます尊敬の念が増しました。
 又、画面から優しさを感じる作品をつくられる、監督のお人柄にも感動しましたが、やはりすごいのは、子どもです。
 子どもは、すごいです。。
 いったい、あの小さな体のどこから、あんなにも辛く厳しい状況の中で、
優しい気持ちや、思いやりの心や、人の為になる事をしたいという、
前向きな思いが湧いてくるのでしょうか。
 どんな子どもも、優しく大切に育てられなければならない存在だと、強く感じました。 子ども達の明るい笑顔にホッとしていたところに、 「みんな笑ってるけど、きっと不安なんだと思う。でも今精一杯生きてるんだなって」 という言葉。もっと、子ども達の深い深いところに、そっと寄り添わなければと、強く心に刻みました。 「小児がん患者や体験者を、悲劇の主人公ではなく、[再生]のシンボルとして描いた」(チラシより)この映画を、一人でも多くの方に観ていただきたいと、願っています。
     E記

* この紹介文を書いてくれたのは最近爽風を手伝ってくれているEさんです。




便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)