〜秋刀魚、苦いかしょっぱいか〜  2009.9.29
今年も東北から秋刀魚が届きました。
送って下さったH君は、小学生の時に弟と、田舎から我が家に遊びに来たことがありました。
高校生の私は何を話したかあまり覚えてませんが、
一緒に遊んでくれて楽しかったと、今も言ってくれるのは嬉しいことです。
その時「秋刀魚が好き」と私が言ったのを覚えていてくれて、
H君は大人になり家庭を持ってから、何十年も毎年送って下さるのです。
毎年秋刀魚が届くと、我が家で友人達と秋刀魚パーティーをしてましたが、
近年は集まれなくなり、オスソワケしてます。

今日届いた秋刀魚を車で配達した友人に「便風更新して」と言われました。
するとすぐ、帰る途中に、HP担当のMさんから催促のメールをいただきました。
読んで下さる方の声を聞けたのは有難いことです。
オーストラリアに住む加奈子さん、我が家は今夜は秋刀魚です。
貴女の分は貴女のお母さんにお届けしたので今夜はお母さんと妹さんが食べられます。

H君と日頃は特にお付き合いがないのに、毎年送って下さる、こんなことが
現実にあることが信じられなくて不思議です。
果たして、私はこんな風に喜んで貰えるためだけに何かをやり続けることができるのか・・・

数秒も浸けていられないくらいの冷たい氷水に手を入れながら、
秋刀魚を送り続けて下さる心を思うと、いつも温かくなり、
原点にたちかえらせていただき、素直な気持ちになります。
    今年も秋刀魚は優しい味がしました。
     淳子記



便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)