〜carry on〜  2009.3.18
あるグループの曲の歌詞に「大切にした夢を教えて ガンバレなんてさ 簡単に言わないから〜」 という個所があり、いつも車の中で聞きながら、この個所に来るとグッと胸が詰まります。
知らないうちに頑張って突っ走ってきたのだと改めて、ゆったりしようと深呼吸して思い直します。

最近、小学生時代に育った場所に久し振りに訪れることがありました。私の住んでいた家は取り壊されて空き地になって雑草が生えて、荒れていましたが、思い出は甦りました。
急な坂道を左に曲がり、もう少しダラダラ上った所に我が家がありました。緩い階段を上がると座り易い小さな石があり、そこには皆が息を整えるために座った石がありました。今は苔が生えた石に座り、今迄を振り返りました。
あの頃この石に座りながら私が見た夢が叶い、願った職業に就き、それから発展して沢山の方が集まれる場として爽風を開いて、好きだった陶器やお茶を皆さまに勧めることが出来ました。小学生の時に見た夢が今の私の姿かどうかはわかりません。

おかげ様で爽風も今年で丸10周年を迎えます。細く、長く続けていけたら嬉しいです。どうぞよろしくお願いします。

     淳子記



便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)