お中元の由来~  2007.7.11

古代中国には道教の天神信仰があり、上元(1月15日)、中元(7月15日)、下元(10月15日)の三元の日に天神を奉った(まつった)そうです。

上元の月には上元生まれの天官(天神さま)を、中元の日には中元生まれの地官(慈悲神さま)を、下元には下元生まれの水官(水と火を防ぐ神さま)の三官をまつり、この三官のうち7月15日の中元の慈悲神様が仏教の「盂蘭盆会」(お盆)の行事と結びついたと言われています。
中元だけが日本に伝わり、盆と混じり合い、仏に供えるお供物を親戚や隣近所に贈る習慣となったようです。

この「お中元」のことを地方では「盆供」や「盆礼」と呼ぶところもあると聞きますが、先祖へのお供とお世話になった方々への贈り物だったのです。

日本のお中元の歴史は古く、江戸時代において一般庶民の贈答行事として盆と暮とに区切り、商い先やお世話になった人に贈る習慣ができたようです。

心を込めた贈り物に爽風からのお詰め合わせをどうぞ。詳しくはトップぺ-ジをご覧下さい。

淳子記



便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)