七夕煎茶講習会~  2006.7.17

何しろ講師体験など初めてのことで、本当に出来るかとても不安でした。
普段読んだこともない大歳時記を押入の奥から引っ張り出し、七夕のテーマにちなんだ茶銘・菓銘をふとんの中で夜な夜な考えたり、入り口に飾る看板を作ってみたり、席飾りに使う和歌を選び、書道教室の先生に特訓をお願いして書いたりとしているうちにだんだんその気になってきて、お客様を迎えるのがとても楽しみになってきました。友人にもギターの演奏で出演してもらうことが決まり、1回のリハーサルを経てあっという間に当日を迎えました。

雨が降ったり止んだりの中でしたが、多くのお客様に来ていただきました。だんだん緊張が和らぎ、自分も会の雰囲気を一緒に楽しむことができたように感じます。友人のギターの調べとともに会の最後は全員で「七夕の歌」を歌って、和やかに閉会しました。

1から準備するというのは決して楽ではなかったけれど、創造力を働かせて何かを創り出してゆくということ、やりたいと思ったことを形にしていくという作業に夢中になれました。それに、何より先生や身近な先輩のアドバイスを多くいただきながらこうして未熟ながらも1つの会を無事務められたことが自分にとっては貴重な経験でした。少し自信もつきました。

お世話になった皆さま、講習会に参加して下さった皆さまに心より感謝しています。

  


安紀子記







便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)