〜十五の春、三十年ぶりの春〜  2004.3.22
受験シ−ズンも終えてうちに来る中学生達も「15の春」を送っています。
受験勉強から開放されいつも本ばかり読んで寝不足気味のK君が爽風ホームページの便風を一生懸命読み始めました。
こんなに必死に根気良く読んでくれるのを目の前にして嬉しくもあり、頑張って又書こうと励まされたりしました。「どうだった?」とおそるおそる聞いてみると「まあいいんじゃないですか」と大人びた言い方でニヤッとしてくれました。

城南ゼミナ−ルという、うちの塾は30年の歴史がありますが東京で私が学生時代アルバイトをしていた塾の名前をいただいたのです。東京の城南ゼミナールの塾頭は亡くなられて数十年経ちますが奥様にお会いすると「主人はいつもあなた達と一緒にやっていた時が一番楽しかったと生前言っていました」とおっしゃいます。その時の同僚のJさんが先日爽風にお茶を飲みに来て下さいました。30年ぶりの再会でしたが昨日別れたようにいろいろ話が出来たのが不思議なほどでした。若い時の情熱を教育に熱くぶつけていた共通の体験が時を越えたのでしょう。

『朋遠方より来たる 又楽しからずや』

K君に幸多かれ。若者にも、我々熟年にも幸多かれ。

淳子記


便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)