〜八十八夜〜  2002.5.2
 立春から数えて八十八日目を八十八夜といい、現在の暦でいうと5月2日ころにあたります。
 私たちの周りでも新しい生命が一斉に活動を始めていますが、お茶の木にも新芽が伸びだしています。この新芽を摘んで炒ったお茶を飲むと病気にならないという信仰が全国あちらこちらで聞かれます。
 新しい季節に、新しい生命力にあふれたお茶を飲むことによってそのエネルギーを体内に取り込み無病息災を祈るという気持があるからでしょう。
 気持も自然も新しい息吹を感じます。

 昔ながらの茶摘みの風景は皆さん馴染みも深いことでしょう。
 この時期、まだ寒い日があります。静岡では皆が集って霜がないよう神様にお祈りしたりするそうです。

 さて、新茶が爽風へ届き始めました。ご予約お待ちしております。

淳子記


便風とは
「びんぷう」と読みます。
意味は、「(1)追い風。順風。(2)便り。手紙。音信」を表します。
大辞林(国語辞典)